EV充電器の設置を検討中の管理組合・オーナー・法人の方へ

事業所・法人駐車場

何台置くかより、いつ、何台を充電するか。

社用車用、従業員用、来客用では、必要な設備と運用が異なります。車両が戻る時刻、翌日の出庫時刻、1日の走行距離を整理し、必要な充電量と同時に使う台数から考えます。

情報確認日:2026年8月24日

このページでは、見積もりを取る前に決めることを、実際の検討順に並べています。機器名や価格だけを先に比べず、建物と使い方の条件から確認してください。

01

まず、利用目的を分ける

社用車の運行に使うのか、福利厚生として従業員へ提供するのか、来訪者へ開放するのか。それぞれで、認証、課金、利用時間、管理責任が変わります。複数用途を一つの運用ルールにまとめる前に、必要条件を分けます。

国の補助制度でも、従業員の通勤車や社用車に使う基礎充電と、来客・一般利用向けの目的地充電では区分が異なります。誰が使う設備かを最初に明確にすることが、機器選びと申請の前提です。

02

車両の運行表から、必要な出力を考える

すべての車両を短時間で満充電にする必要はありません。長く停車する車両と、次の出庫まで時間が短い車両を分け、翌日の運行に必要な分を戻せる構成にします。

車両ごとに、帰庫時刻、出庫時刻、1日の走行距離、週末の稼働を一枚の表にすると、同時充電台数と必要出力を施工会社が試算しやすくなります。将来導入する車種が未定なら、台数と用途だけでも構いません。

  • 夜間にまとめて戻る営業車
  • 日中も出入りする配送・保守車両
  • 長時間駐車する従業員車
  • 短時間だけ滞在する来客車

03

契約電力を上げる前に、充電の制御方法を比べる

空調や生産設備が動く時間帯に充電が重なると、電力使用のピークが上がることがあります。充電開始時刻をずらす、複数台への出力を分ける、建物全体の使用電力に合わせて制御する方法を検討します。

契約電力の変更が必要かどうかは、既存設備の使用状況と充電計画で決まります。機器台数だけで判断せず、デマンドデータがあれば現地調査前に共有します。

04

増車計画を、最初の配線工事へ反映する

初年度の台数だけで工事すると、増設時に再び掘削や幹線工事が必要になる場合があります。空配管を用意する、分電盤に余地を残す、制御可能な機器を選ぶなど、将来工事を小さくする案も比較します。

一方で、未確定の計画に合わせて設備を過大にする必要はありません。いつまでに何台へ増やす可能性があるかを示し、先行して整備する範囲と後から追加する範囲を分けます。

05

補助金は、用途と申請区分をそろえてから確認する

令和7年度補正の一般充電設備枠は、2026年8月24日時点で第1期・第2期とも申請提出期間が終了しています。事務所・工場枠は従業員の通勤車や申請者の社用車が対象で、来客・一般利用向けとは要件が異なります。

次回募集を待つ場合も、交付決定前の発注・着工はできません。見積書、施工前写真、設置場所見取図、平面図、配線ルート図、電気系統図などを先に準備できる施工会社か確認します。

SOURCES

参照した一次情報・公開資料

制度や受付状況は変更される場合があります。申請・契約の前に、リンク先の最新情報を確認してください。

よくある質問

法人・事業所について、相談前によく出る質問

Q急速充電器を選んだ方がよいですか?

車両が長時間駐車する事業所では、普通充電を複数台へ配置する方が運用に合う場合があります。短い滞在時間で大きな充電量が必要か、受電設備を含む費用を許容できるかで判断します。

Q従業員の私有車にも使えますか?

運用上は可能ですが、認証、料金、利用時間、事故時の責任を社内規程で決めます。補助金を使う場合は、従業員通勤車が対象となる申請区分と要件を確認してください。

Q充電実績を車両別に管理できますか?

認証・通信機能のある設備で管理できる場合があります。必要な記録項目、保存期間、既存の車両管理との連携を先に決め、不要な機能まで契約しないようにします。

設置条件の確認

法人駐車場の設置条件を整理する

車両台数・稼働時間・利用目的を確認します。

3つの条件を入力する建物・地域・設置時期